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トレジャー秋の新着ワイナリー紹介①~ロンバルディア州カ・デル・コンテ~

October 19, 2017

久々のブログになりました!昨年11月、そして今年の6月にイタリア出張で見つけてきた新たなワイナリーの入荷案内です!今回はなんと3蔵一気に加わりました!汗)これから色々と大変です…が、嬉しさがそれを大きく上回る程すごいワイナリー達です!今回の記事では1蔵目、トレジャー初のロンバルディア州のワイナリー、オルトレポーの生産者カ・デル・コンテのご紹介です!!

 

 「宇宙のピノ!!」という何ともへんてこりんで可愛いこおばあちゃんの絵、このラベルを初めて見た時はとてもわくわくしました笑

 

エリアはオルトレポーという事であまりナチュラルなワインのイメージがわきませんでしたが、直感的に面白そうだ!!と思いワイナリーにすぐ問い合わせをしました。イタリア出張出発の1週間前くらいだったので訪問の日程が合うか不安でしたが、奇跡的に都合が合い、訪問が実現しました!

 

 

 

彼が当主のパオロ64歳。

待ち合わせの駅にたどり着くまでに下車駅で車両ドアが開かないという日本では考えられないトラブルのおかげで次の駅まで行ってしまい、彼にその駅まで車で迎えに来させてしまうという最悪な顔合わせでした…

サングラスを付けたまま車から降りてきたパオロはややおっかない感じ、大きいし。

 

 

怒っているかなと心配でしたが、全然気にしていなく、サングラスを外すと優しい顔(^.^)

いきなり陽気な雰囲気でワイナリーへと連れて行ってくれました。大きいがっちりとした体型と優しい笑顔が素敵なお父さん。とりあえず人柄は良さそう、はたして彼の畑、ワインはいかなるものなのか、乗車中に期待がどんどん膨らんで行きました。

 

 

 これが彼らのワイナリー。所有する畑のまさに目の前にあります。

 

 

 

カ・デル・コンテの畑達。すごい生命力を感じます!2003年に所有してから完全無農薬。2017年に正式にビオロジックの認証も取得しています。野生味溢れる畑で近くには森もあります。パオロはワイナリー運営を通して地域全体の自然環境の保護も考えた活動を行っています。ワイン造りに置いても土地の個性、テロワールを一番大事と考え、ブドウに何も与えない、奪わない、酵母を一つの命ととらえ、命の循環を止めないようにも薬を蒔かない。自然が元気であり続けるようにサポートする事を自らの役目と言います。

 

 彼のワインのラベルに描かれている絵のほとんどにおばあちゃんが描かれています。これはパオロのユニークな発想が元になっていて、彼は畑の事を「おばあちゃん」と表現しています。様々な酵母=命を生み続ける畑

は女性なのだと。付近には遠くの別の山の方に見える畑の中にはいまだ農薬を蒔く畑も有ります。それを見てパオロは「向こうのとは違ってオレのおばあちゃん達は今日も元気いっぱいだ!」と嬉しそうに話していました。なかなか独創的な考えですが、僕はその表現がとても気に入りました(^^)

ちなみにデザインは友人で絵本作家の「マルゲリータ・アッレ―グリ」という方が描いてくれたそうです。

 

 森のすぐ手前にも畑は中々の急斜面にあります。畑の脇を車で登るのですがそれがほぼアトラクションのような感じ(笑)トヨタの車だったのですが、パオロ曰く「TOYOTAは良い仕事をしてくれているぜ!」とのことでした。さすが日本の代表的な車メーカー。イタリアでも信頼されています。

 

 森の入口付近からみた畑。もうほんとワイルド。畑と付近の自然との壁を全く感じさせません。

今年のイタリアは雨が降らず、ブドウにとっては水不足でした。この日は次第に雲行きが怪しくなり、この後のテイスティングの時に大雨が降りパオロがとても喜んでいました。そうです、僕は雨男。その旨を伝えると彼から深い感謝の言葉をもらう事ができました。これは取引において重要なポイントに繋がったと確信しています。

 

 

 

畑からカンティーナに戻り、カンティーナのテラスでいよいよ試飲開始です!可愛いラベルが並ぶとわくわくは最高潮になりました。本当にワインにとってラベルは大切ですね。おばあちゃん達に混ざって一番右におじさんが一人混ざってます。

 

 

 最初のワインは「オプルス」

このワインはピノビアンコとシャルドネをブレンドした90日間マセラシオンの白ワイン。品種の特徴なのか香りなどは割とニュートラルな印象。でも良いブドウを使っている完熟したアロマ。果実味も豊潤でタンニンも存在感あり、でもかなりザクザクいけます!引っ掛かりはちゃんとあるのに不思議な飲み心地。良い意味で緩さのある質感で試飲なのにゴクゴク飲んでしまいました(笑)ラベルはブドウ樹を手入れしているおばあちゃん。

 

 

 

 試飲と共に食事もパオロの奥さんが用意してくれていました。シンプルなだけどこういうのが試飲の時には進みます。アンチョビ、オリーブ、ニンニクが乗っていて美味しい。

 

 

 二つ目がシャルドネ100%120日間マセラシオンの「フェニーチェ」

フェニーチェとはイタリア語で「不死鳥」を意味します。畑であるおばあちゃん達は醸造中にワインに生まれ変わらるという考えからこのワイン名とラベルが誕生したそうです。不死鳥は自身の亡きがらから復活すると言われており、マセラシオンの後のヴィナッチャからワインが出来上がる事と重ねたのです。

 

このワインは香りの充満具合、果実味共にスケールが格段に上がります!とにかく単純に美味しい!マセラシオンしたからでは無く、彼らの栽培するブドウの充実感がしっかりと反映されています。これだけの充実感はなかなかないレベル!

 

実は畑をみさせてもらい、パオロの自然への考え方を聞いている内に密かに不安を感じていました。もしこれだけ素晴らしい畑と考えを持ちながらワインが美味しくなかったらどうしよう…という不安です(笑)この二つのワインだけでもその不安が吹き飛びました!!

 

 

 3つ目はピノネロ100%で造られたロザート「アゾール」。バラの花束を抱えたおばあちゃん。

 

イタリアのピノネロはなかなか難しい品種ですが、グンフォフのピノネロ見たいにリッチな感じに旨く仕上げたもの等あります。それらも美味しいのですが、ピノらしい繊細で淡いながらにも充実したエキス感のあるワインは飲んだ事がありませんでした。ですが、これがまさにそれでした。まさに淡いけど旨味が充満!!「やばいの来たな~」とさらにテンションをあげてしまいました。

 

 

このワインから雨がさらに強くなってきたのでカンティーナ兼お家の中に移動する事に。

 

 

 

もう一つのロザート「ぺル・テ」こちらはマセラシオン36時間。こちらはおじさんがバラを女性にプレゼントするような素敵なラベル。

 

造り方はアゾールとほぼ同じで、同じピノネロ100%。畑が微妙に違う