ロンバルディア州カ・デル・コンテ訪問


今年の4月に久々に新VT&新ワインが入荷したロンバルディア州カ・デル・コンテ。昨年の4月に訪問した時の記録です。計3回目の訪問で見れたのは彼らの醸造所。以前までは少し離れた町の醸造所を借りてワインを造っていましたが、昨年念願の自前醸造所が完成したのです。コンパクトながら衛生的でとてもかっこいい醸造所に感動しました。ほぼ実家に里帰りした息子のような気分で書いた内容ですので気軽に見てください。

新しいカンティーナ!!

が、完成してました。カッコいい…前回2017年の時は工事中でしたので感慨深いですね。畑は目の前。収穫してからダイレクトで醸造に入れるようになりました。これは今後の彼らのワイン造りにおいてめちゃくちゃポジティブなことだと思います。

うーん…天気が悪い…僕は本当に天候に恵まれておりません…雨ごい必要な方はぜひお声がけください。

天気が良いときはこんな感じで美しいです。写真はピエモンテ在住のS木さんからのご提供です(^^)。畑は無農薬は無農薬栽培。もともとこの地域の環境保全プロジェクトの一環としてパオロがこの畑を任されました。そして自身でワインも造っているのです。なだらかな傾斜でカンティーナから畑が一望できます。僕が初めて訪問した2016年、雨が少なく困っていた時に僕が訪問したら次第に雲行きが怪しくなり大雨が降り始めたのはこの地ではもはや伝説となり語り継がれているそうです。

こちらも最近完成した来客者用のテイスティングルーム。ここでこの日は食事を頂きました。普段は仕事で忙しく会えてなかった娘のマルティーナも一緒に迎えてくれました。

味の濃いサラミ。脂も大きくてこういうサラミにはオルトレポーの濃い目の赤ワインが合うのでしょう。

この円盤型のミニフォカッチャみたいなのがすごく美味しかったです!大きさと形的にパクパク言ってしまいます。切り込み入れてサラミとか挟んでもOKです。

日本のレストランでこういうの出してるとこあったらいいなと思いました。

こちらはフィノッキオとオレンジの豪快なサラダ!この荒い感じ最高です。ハムとチーズ、肉系に偏りがちなイタリア滞在中の野菜は本当にありがたい…カ・デル・コンテはアグリはやっていないので宿泊はできませんが、いつも訪問するとパオロとルチアが温かく迎えてくれます。僕と小川さんの年齢的に実家の両親に会いに行くような幸せな気分になります。

テイスティングもしました。こちらの楽しいエチケットのワインは日本に輸入される前に完売してしまった"MOUSIKE"(ストリートミュージック)という名のワイン。飲むのは今回で2回目です。音楽は奏でるおじさん&おばさんの最高なデザイン。味わいも最高です。リースリングで造られているこのワインは個人的にカデルコンテのワインの中で一番好きかもしれません。初めて訪問した時にまだ取引は決まっていなかったけど同行した小川さんの情熱のある通訳のおかげでパオロと打ち解けることができ、その時夜遅くに特別に開けてくれたのがこのワインでした。彼のワインの中では酸の存在感が強めで、レモンの皮と葉を付け込んだような独特のビターで香り高い果実味。やっぱり日本に輸入したいなー…と改めて思いました。今後のリリースが待ち遠しいです。カ・デル・コンテのファンの皆さんのお楽しみとして覚えておいてください。いつか入荷するでしょう。

食事の後畑も少しだけ見させてもらいました。この時期は葡萄がなっていないから少し寂しいけど土の上にしっかりと草が生えていて生命エネルギーを感じさせる畑です。奥のほうに見える小さな山(森)のほうにも畑があり、森からの影響を受けた葡萄はわずかに個性に違う葡萄が取れるそうです。前は2種類のピノ・ロザートでその違いを表現していました。

天気が良いときの畑のパオロ。こちらも元ローマ、現ピエモンテ在住の敏腕カメラマンさんが撮影。本当にカメラ上手。パオロは背が高くて男前だからスターウォーズのジェダイマスターの服が似合いそう。彼はもともと体育教師をしていた経緯がありとてもエネルギッシュ。男らしい雰囲気。

そしてついに新しい醸造所の中に入ってボトリング前のワインを試飲させてもらいます。今年入荷したのがこの時のワインですね。

新しくて清潔感があってよい感じ。ルチアが気づいたらすぐにお掃除してくれてました。お母さんが綺麗好きそうなので衛星面も心配なさそうです。こういうのが大事なんじゃないかな?と思います。

タンクに貼ってある明細。これはビアンコですね。オプルスだったかな?

甘い果実感。好きな人にはたまらない、酸味が強くなればなお言うことなし。

このタンクにご注目ください。"PINOT NERO ROSATO"と書いてあります! しばらく造られていないASORとPER TEがまた造られるかも?この段階ではまだどういう立ち位置にするか悩んでいました。どう決断したのか連絡を待ち望んでいます。2013年VTのあの不安定ながらむき出しの旨味が強いワインになるかはわかりません。おそらくパオロ自身の考えはこの5年で少し変化があったと感じているので趣の違うワインになるかもしれません。とにかく飲んでみたいです。