February 13, 2017

Please reload

最新記事

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

特集記事

トスカーナ・カルロタンガネッリ訪問2017.02

February 22, 2017

美しい街カスティリオンフィオレンティーノ

アヒルラベルが人気のビオロジック生産者

 

2月上旬にトレジャーが輸入しているトスカーナの生産者3蔵を訪ねに行ってきました。カンティーナに伺うのはだいぶ久しぶりです。何度行っても新たな発見があるので今回もとても楽しみです。

 

訪問1件目はカスティリオンフィオレンティーノのカルロタンガネッリに伺いました。

前日の夜にフィレンツェして夕食を取りその日はフィレンツェで宿泊、翌朝8時フィレンツェ発の電車でカスティリオンフィオレンティーノ到着は9時30分ごろ。小さな街ですがフィレンツェから以外に電車1本、アクセスは悪くありません。

 

駅に到着するとワイナリーのオーナーで醸造家のマルコ・タンガネッリが迎えに来てくれていました!直接会うのは2年ぶりくらいなのでお互いにしっかりと抱き合い挨拶をしました!彼との取り組みも早い事で6年程経ちます。ここまで続けてこれた喜びがお互いに溢れだしました…

 

再会を果たし、まずはマルコオススメのバールで軽く朝食を取ることに。

 

 

こちらが彼オススメのバール。小さな町なので店自体少ない感じでしたが、彼曰くここは甘いパンのバリエーションが多く、季節によってラインナップも異なりとても良いお店なのだそう。

 

 美味しそうなパンがたくさん!マルコに隠れていますが奥にもたくさんあります。彼のオススメはイチジクのパイだったそうですが残念ながらこの日は無。悔しがっていました笑

 

 僕が選んだのがこちら。スフォリア(パイ生地)にヘーゼルナッツクリームが入ったヤツ。サクサクで美味しい…朝からハイカロリーですが、エスプレッソと一緒に食べるとたまりません。このまま持って帰りたい美味しさでした。

 

こちらのお店は駅から歩いても5~6分程度です。もしカスティリオンフィオレンティーノに立ち寄る際はまずはココで一息つくのがオススメです。

 

さて、小腹を満たせたのでタンガネッリの畑へと向かいます。

 

 

 

 

 彼は町の中で3ヶ所の畑を所有しています。1番目はもっとも標高の高い場所にある「マンミ」の畑です。

彼らの造るトップキュベを造るサンジョヴェーゼはここの葡萄を100%使用しています。標高600mに位置し、横にも上にも他の畑は無く、農薬に一切害されていない貴重な畑です。自らの畑が無農薬であっても近隣の畑が農薬をまかれていた場合、雨により地層を伝って若干の影響を受けてしまう可能性がありますが、この畑は完全に影響されません。樹齢は10年そこそこですがとてもポテンシャルの高い畑なのです。

 

 この日は雨こそ降りませんでしたが曇り空。高い位置のこの畑は風が強くとても厳しい寒さです!コートを着込んでいても自分はつらかったですが、マルコはけっこう薄着。寒そう…でも寒くないと言ってました。

 

マンミの畑はティレニア海とアドリア海のちょうど中心、それぞれの海岸から約118㎞に位置するそう。まさに内陸の山間で、風が対流する為実際の気温よりもかなり寒く感じます。風が当たらないと以外に寒くありません。

この時期は日中は6~7℃、夜間は-5℃くらいになるそうです。

 

畑はこの時期でもふかふかな部分が多く、土の中にも色々な含有物があり、土自体の風味が良く情報が詰まっていました。これが除草したり整備されている畑の土だと非常にさらっとしていて淡白なのです。この時点で育つ葡萄の違いが予想出来る程。彼の畑の葡萄はとても良い土で育てられていると再確認出来ました。

 

標高が高い為、大昔は見張り台として使われていて、煙を立ててフィレンツェとの連絡を取る役割も有ったそうです。

 

 

 マンミの畑を離れ、メルローの畑に。メルローは「エラ」や「チブレオ」に使用しています。このメルローがブレンドされている事によりジューシーな果実味が加わり、彼らの赤ワインの個性に大きく影響しています。

 

ここも土がふかふか。歩いていて心地よいです。マンミよりも200m以上低い位置にある為、一気に体感の寒さが和らぎます。土壌はキャンティ地区と同じくガレストロ(石灰と泥灰岩)を多く含む構成。

 

 一見固い石に見えますが、軽くてもろく、叩いたりすれば簡単に割れてしまいます。サンジョヴェーならではの繊細さとミネラル感が生まれる一つの要因になっているそうです。

 

 メルローの畑の脇に謎のチンギアーレ像!その名もトディ君。

親子で造られています…

 

近所に住んでいるオランダ人がここのエリアは猪がたくさんいるのにそれにちなんだ物が何もないから、と遊びで造ったそう。

 

マルコが話していたので全く信じられませんが、遠くからトディ君を見たハンターが本物の猪かと思いライフルで一撃かましてしまったそうで銃痕がありました…かわいそうなトディ…

 

 

 

 畑を見た後はテイスティング前にお昼を食べる事に。

マルコがどうしても連れていきたかったというレストランがこの日は休業、その次の候補もその次もお休み…

 

唯一開いていたお店は町のオヤジ達が集まる食堂だから…と渋いっていました笑

 

お腹もすいたし、テイスティングしたかったので「全然大丈夫だよ!!」と何度も言ってやっと入店。

パスタとセコンドを途中合流したコルク屋のダヴィデと共に4人で頂きました。

 

頼んだパスタがこれ。キアニーナ牛ラグーのパスタ。ちょっと写真だと微妙に見えますが、なかなか美味しかったです!キアーナ牛の旨味があるちょっとワイルドなボロネーゼって感じです。

 

心配する程ひどいお店では無かったんですが…

 

マルコが「今日本当は連れていくはずだったレストランでは、フィレンツェでは食べれないレアなキアーナ牛が食べられるお店だったんだ!どうしても食べて欲しかった…この町でしか食べれない特別なキアーナなんだ…」としつこく話します。

 

…そこまで言われるとやっぱり行きたかったわ!!!

 

次回は必ず休業日確認&予約しておいてねマルコ…

 

さて食事を楽しんでようやくワイナリーに向かいテイスティングを行います。

だいぶ時間を余裕見ていたのですが、所々でマルコのお話が長い為、次の予定までの時間がかなり迫ってしまいました笑

 

 

 レストランでたまたま出会わせたマルコのワインのコルクを製造しているダヴィデも一緒に帯同してくれました。

彼の造るコルクは天然のコルクに少しのゴムを加えた合成コルク。ブショネのリスクをかなり軽減してくれます。

自身の造ったコルクが日本でどうなっているかとても気にしていました。考えてみるとタンガネッリのワインはブショネが比較的少ない気がします。彼のサポートもマルコのワインにとても重要なのです。

 

 

 カンティーナに着くとニワトリがお出迎え。チブレオを連想させます。

 

 

 カンティーナの屋根裏。小さな樽の中にはヴィンサントが入っていて熟成中。夏場はかなりの高温になる伝統的な熟成方法。あまりにも温度があがると樽が破裂する事もあるそうで、その時の染みが天井にいくつかありました。すげー。

 

 

 まずはアナトリーノ2014年。日本では昨年完売した物。残り僅かな物を開けてくれました。日本に入荷したての時は固く、なかなか難しいヴィンテージでした。その年トスカーナは非常に厳しい年で特に白ワインのクオリティーは例年に比べて決して良くはない年でしたが、2年の熟成はやはりワインを良くさせていました。これ以上の熟成は厳しいかもしれませんが、今が飲み頃といった感じです。

 

 

 そして彼の完売ワインと言えるアナトラーゾ。昨年後半に2007年を飲んであまりの状態の良さに感動をした話をしたところマルコが2008年も素晴らしく良くなっている!と乗ってきて特別に開けてくれました。

 

このワインは日本に入荷した時はなかなか苦戦したヴィンテージでした。取り扱いは2013年~2014年頃までの期間でしたが、その頃まではとても固く、アフターにやや難しさがありました。

 

でもこの日飲んだ08は信じられないまとまりの良さ!熟成による少しねっとりとしたコクのある果実味とドライハーブや杏、アーモンドが練り合わさった上質な蒸留酒のような香り高さがありスケールがあります。

 

アフターも違和感は無く、ようやくこのワインとして成熟したという印象。アナトラーゾは熟成して真価を発揮する偉大な白ワインなのだと心から感動しました。トレッビアーノ主体のワインの中でも本当に貴重なワインだと思います。

 

 

このように熟成してさらに魅力を増したワインを日本で少量でも輸入してみんなに教えてあげたい!とお願いしたところ、本当に僅かですがバックヴィンテージを分けてもらえることになりました!入荷は5月頃になると思います。2008年以外も入荷するかもしれません…お楽しみに!

 

 

 最後はマルコとダヴィデのツーショット。

今回の訪問でタンガネッリとマルコ自身の魅力を再確認出来ましたし、バックヴィンテージのワインの状態を見て、それぞれのワインの変化も勉強出来ました。日本で今販売している若いヴィンテージももちろんその良さがありますが、1~2年でこれだけの変化をするのはやはりワインの面白さを感じます。

 

そしてコルク屋のダヴィデとの出会いもとても良い収穫になりました。彼らもワインをより良い状態で飲んでもらえるように生産者と密な関係を築き改良を重ねています。

 

ソムリエ、消費者の方たちにワイン1本に様々な情熱が注がれている事をこれからも伝えていかなくてはと心から思いました。

 

ブログトップの夜景のようにカスティリオンフィオレンティーノはとても美しい町です。映画ライフイズビューティフルの撮影にも使われました。ワイン産地としてはマイナーな位置づけですが、生産者の努力は産地を選びません。

 

ぜひその町の風景や関わった人々を思い浮かべてタンガネッリのワインを飲んでください。

 

次回はこの後に訪問したキャンティのカーサディモンテの記事を書きます!

 

 

 

 

 

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

ソーシャルメディア

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

タグから検索
Please reload

アーカイブ
  • Facebook Basic Square