Quarticello クアルティチェッロ

華やかで強いアロマを放つワインを造り出すエミリアの貴公子

イタリア エミリア=ロマーニャ州 モンテッキオ・エミーリア

クアルティチェッロは現当主のロベルトが24歳の時にエミリア・ロマーニャ州モンテッキオ・エミーリア地区の葡萄畑を購入し、2001年に設立されたワイナリーです。

彼らの所有する畑はアペニン山脈の麓のヴァル・デンツァにあり、同名の川に隣接しています。面積は僅か5ヘクタールのとても小さな畑ですが、土地に対する尊敬を持ちながら、土着の葡萄栽培と醸造学を学び、学位を取得。ワイナリーが始まってから現在に至るまで、栽培と醸造両方の全ての管理をしています。

幼い時に祖父もワイン造りをしており、ロベルトは小さな時から祖父の仕事やワインを見ていました。後に自然なワインに目覚めた時に、それらのワインと祖父の造っていたワインに共通する部分がある事に気付き、衝撃を受けました。

その出来事がワイン造りに対する気持ちをさらに強く駆り立てたのです。

彼の畑は砂質と粘土質の合わさった土壌構成をしており、グイヨー式で葡萄樹は栽培されます。付近の浅瀬にはたくさんの砂利が含まれていて、葡萄に芯のある酸を与え、彼らのワインの大きな個性の元になっています。オーガニックの認証を取得しており、農法の中にはビオディナミも取り入れています。植物病害から葡萄を守る為、銅と硫黄のみを使用し、肥料には自然な物を使用します。

​自然環境に負荷をかけない誠実な農作業により、畑内で特有の微生物が増殖していきます。土地の個性を持つ野生酵母を備えた強い葡萄が育ち、醸造においては酵母や過度の亜硫酸を添加せずとも健全なワインになって行くそうです。

栽培する葡萄品種は主に、”マルヴァジア・ディ・カンディア”、”ランブルスコ・マエストリ”、”スペルゴラ”などのエミリア土着品種があります。フリッツァンテとランブルスコはシャンパーニュ方式とは違い、リキュール添加をせずに葡萄の持つ糖分と酵母のみで発泡性ワインを造るのが特徴です。

エミリアのマルヴァジア・ディ・カンディアは他の地域のマルヴァジアの名の付く品種とは一線を画します。非常にアロマが強く、果皮に含まれる風味、タンニンが白ブドウの中でもかなり強力です。長期間のマセラシオンを行えば、赤ワイン顔負けの渋いワインが出来上がります。

クアルティチェッロはそのタイプの造りの中ではソフトで優しく繊細なワインを造り上げるのが特徴です。また、モンテッキオ・エミーリアの特徴として、アルコールが高くない穏やかな甘みを感じるマルヴァジアが育ちやすいそうです。

醸造中も自然な葡萄の個性を変化させぬように、So2の使用は最小限に抑えられ、最初の葡萄プレス後の使用に限られます。この土地ならではの土着品種の個性を変化させぬように心がけています。

ロベルトは2児の父であり、5歳のエンリコと3歳のソフィアがいます。

全ての時間を子供たちと一緒に葡萄畑で過ごし、ワイン造りに身を捧げる日々を送っています。

デスピナ

メトド・アンセストラーレ方式のフリッツァンテ。ステンレスタンクで3日間マセラシオン。ボトル内で最終発酵&8ヶ月熟成。温度管理無しで自然発酵、ノンフィルター。濃いめの黄色で濁りのある外観。エミリアの香り豊かなマルヴァジア・ディ・カンディア種をマセラシオンする事により、アロマティックでグリップ感のあるタンニンを感じる個性的なフリッツァテンに仕上がっています。ワイン名はモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の登場人物から。

マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ 100%

洋ナシや青リンゴ、少しだけマスカットやライチを思わせるフローラルでトロピカルナアロマとフレッシュなミネラル感を感じます。

ドライで充実した酸味と旨味、心地よい苦みが泡と共に口中にたっぷり広がり、抜群の飲み心地があります。僅かなタンニンがその味わいに締まりとバランスを与えています。

カッシーナロンキ

スペルゴラ主体にマルヴァジア・ディ・カンディアをブレンドした瓶内二次発酵のスプマンテ。8月の下旬にブドウを手積みで収穫。プレスは行わずに自重でブドウを圧搾。ステンレスタンクで発酵、開始時にSo2を極少量添加。2日間は果皮とマセラシオンします。ステンレスタンク内でそのまま熟成。ノンフィルタでボトリング。瓶内で自然二次発酵。

スペルゴラ85%、マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ15%

グレープフルーツ、ライム、シトラスを感じるフレッシュなアロマ。完熟感のあるカリンのようなニュアンスがあり、ややオイリー。アロマティックで複雑さを兼ね備えています。

フレッシュで明快な果実味。しっかりとドライでビターな苦みのある力強いコクがあります。ガスもしっかりとグラス内で立ちあがり、瓶内二次ならではのキメの細かい泡の質感が見事です。

フェッランド

メトド・アンセストラーレ方式。ランブルスコ・サラミーノ100%使用。ステンレスタンクで温度管理無しで自然発酵、マセラシオンは3時間。ノンフィルターでボトリング。瓶内で最終発酵後にそのまま6ヶ月間瓶内熟成させます。鮮やかなピンク色をしたフレッシュで爽やかなランブルスコ。ワイン名は「コジ・ファン・トゥッテ」のテノールパートの登場人物から。

ランブルスコ・サラミーノ100%

非常に爽やかなサワーチェリーを思わせる甘酸っぱい香りが広がります。

フレッシュな酸味とほのかな甘みがあり、抜群な飲み心地が感じられます。プチプチとした泡も心地よく飲み飽きない自然な味わいです。

ネロ・マエストリ

メトド・アンセストラーレ方式。ランブルスコ・マエストリとランブルスコ・グラスパロッサの二つをブレンド。ステンレスタンクで温度管理無しで自然発酵、マセラシオンは7日間。ノンフィルターでボトリング。瓶内で最終発酵後にそのまま6ヶ月間瓶内熟成させます。黒がかった濃い赤色をしています。香りも濃密で複雑味に溢れた残糖感の無いドライなランブルスコ。ワイン名は祖父の名前"Nerino Maestri"を愛称読み(Nero)にした物です。

ランブルスコ・マエストリ、ランブルスコ・グラスパロッサ

スパイシーでプラムやブラックベリーなどの濃いフルーツの香り。皮や燻製香も感じられ素朴ながら複雑です。

濃いはっきりとした果実感があり、ドライでグリップの効いたタンニンが存在します。だし感が非常に強く個性的な味わいが楽しめます。

レ・モーレ

マルヴァジア・ディ・カンディア種100%使用。葡萄の60%をアパッシメント。ステンレスタンクで果皮とマセラシオンを21日間行い12ヶ月間熟成。温度管理無しでノンフィルター。陰干しした葡萄を用いたマセラシオンタイプの為、外観は非常に濃い黄金色をしています。残糖を全く残さずに仕上げる為、香りに反して味わいは限りなくドライで引き締まっています。こちらも白ワインとしてはしっかりとしたタンニンがあり力強い味わいです。ワイン名は葡萄畑へと導いてくれる道の名前から。

マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ 100%

トロピカルで非常に華やかな香りがあり、ダージリンとレモンピール、金柑やハチミツの香りがグラスから強く立ち上がります。

ナチュラルな沁み込む味わいですが、強い酸味とタンニン、旨味のあるビターな余韻があります。

ボルドーネ

ランブルスコのブレンドに使われていたといわれているエミリアの土着品種マルボ・ジェンティーレ100%使用。ステンレスタンクで15~20日間のマセラシオン、その後大樽で12ヶ月間熟成。ノンフィルターでボトリング。瓶内で最低6ヶ月間熟成されます。非常に濃い外観をしており、複雑で独特な味わい深さがあります。ワイン名は聖地エルサレムに向かう巡礼者の杖にちなんでいます。

マルボ・ジェンティーレ100%

力強くスパイシーなブラックベリーの濃い香り。複雑で土や皮などのビターな印象もあります。グラスの中で甘く変化していき、長い時間香りを楽しむ事ができます。

芳醇で旨味の強いたっぷりの果実味。程良いタンニンとしっとりとした余韻が個性的です。

酸味も穏やかで自然な果実の甘い余韻が口の中に心地よく広がります

ストラドーラ

アロマの強いマルヴァジア・ディ・カンディア種を収穫後、小箱で約3ヶ月陰干しし、短期のマセラシオンを行って発酵。熟成後ノンフィルターでボトリング。ブドウを乾燥させたことによりさらに香り高く複雑な旨味のあるデザートワインに仕上がっています。

マルヴァジア・ディ・カンディア 100%

熟したドライフルーツの香りとアローマのような薬草を思わせる独特のビターな香りがあります。

完熟した豊潤な果実味と自然な甘み、ほろ苦い旨味がしっかりと感じられます。甘さだけではな無く、味わいを支える酸味と苦味があり、デザートワインだけどちょっとビターなクセになるワインです。

Please reload

  • Black Instagram Icon