Gumphof グンフォフ

​南チロルの険しいイサルコ渓谷で密度の高い白ワインを造る

イタリア アルト・アディジェ州 フィエー・アッロ・シーリアル

オーナーであるマルクス・プラックワイサー氏は、葡萄栽培農家に生まれ、小さな頃から畑仕事に魅せられていました。グンフォフは2000年、マルクスが28歳の年に父ヨハンと共に設立したワイナリーです。葡萄栽培の仕事を続ける中、ワインの魅力に引き寄せられ、その強い情熱によりマルクスは、自分の畑から取れた葡萄でワインを生産する事を決心し、実戦で醸造を学びました。

年間約3万本という小さなワイナリーですが、彼のワインはイタリア国内のみならず、海外でも高く評価されています。しかし彼はワイナリーの拡大を望まず、自分の考えや判断、自らの作業をできる限りワインに伝えたいという思いから、あくまでファミリービジネスの規模を貫いています。

グンフォフの葡萄畑はシーリアル山の麓、イサルコ渓谷の入り口にあたります。イサルコ渓谷は険しいテラス状になっており、急斜面での葡萄栽培を必要とする為、栽培者にとっては非常に厳しい環境と言えるでしょう。しかし標高600m近い場所にある畑は、葡萄にとってむしろ好立地となります。昼間は日照量が多く、ボルツァーノからの地中海性気候の影響を受け、夏場はイタリアで一番の暑さになる年もあります。

逆に夜はイサルコ渓谷から吹き下ろす冷たい風を受ける事により、彼らの所有する葡萄品種にとって最高の条件を形成する畑となっているのです。

大きな寒暖の差により強靭な酸が与えられ、沖積層と火成岩からなるデブリ土壌のミネラルをたっぷりと吸い上げた葡萄から造られる彼のワインは、完熟したフルーツの優美な香りと、柔らかい大量のミネラルを内包しています。

決して刺さるような味わいでは無く、繊細でエレガントな優しさを持ったワインに仕上がります。

恵まれた環境によるただ強いだけのワインでは無く、沁み込むように感じる穏やかな味わいの中にマルクスのセンスと努力を感じます。それこそがグンフォフの大きな魅力と言えるでしょう。

2014年ヴィンテージからエチケットとボトルが一新されました。ロゴマークはプレスーレ城にあるフレスコ画から取った物で、馬は伝統とエレガンス、背中に乗っている鳥はフレッシュさと軽やかさを表しています。

 

マルクスの周りには共同組合に葡萄を販売する生産者はいますが、自ら元詰めする仲間が少ないのです。そこで、ボルツァーノでも違う地域でワインを造る2人の若い生産者と、意見や技術の交換を頻繁に行い、モチベーションを高め合いながら、それぞれの土地と文化の中でのワインを模索、追求しているのです。

ヴァイスブルグンダー

海抜400~650m南向きの急傾斜にあり、岩が多く粘土質、班岩のかけらが混在している畑。昼夜の温度差が激しいことで新鮮なミネラル感を生み出しています。自然酵母で発酵されステンレスタンクで7ヶ月熟成しています。

ピノ・ビアンコ100%

リンゴ、白桃のフルーツの香りと蜂蜜に、白コショウとミネラルのニュアンス。

たっぷりのミネラルを感じる味わいで酸もしっかりとあるが、しっかりとした果実味で角が無いまろやかさがあります。

ヴェルナッシュ

自然酵母で発酵、7日~8日間マセラシオン。50%ステンレスタンク、50%大樽(栗とオーク樽使用)にて7ヶ月熟成しました。                         

スキアーヴァ100%

引き締まった酸味とイチゴやアーモンドの甘やかな香りが魅力のフレッシュな赤ワインです。

イキイキとした酸があり、しっとりとした果実味の中にコクと旨味を感じさせてくれます。品種ならではのチャーミングな飲み心地の良さがあります。

ゲヴュルツ・トラミネール プレースリス

グンフォフ最高キュベシリーズ「プレースリス」。自然酵母で発酵、100%ステンレスタンクで8ヶ月熟成。プレスーレ城と昔地域の名前であったプレースリスと名付けられました。品種らしいアロマと強い果実感がありますが、岩や石を連想されるグンフォフらしいミネラルと繊細さがあります。                    

ゲヴュルツ・トラミネール100%

ライチを思わせるアロマティックな香り。グンフォフらしい透明感のあるフレッシュなミネラルが感じられ、ゲヴュルツ特有のバラ香は控えめでキツさを感じません。

たっぷりの果実味からはほのかに甘みを感じさせますが、酸も十分に感じられ滑らかでコクのある味わい。

ソーヴィニヨン プレースリス

グンフォフ最高キュベシリーズ「プレースリス」。ステンレスタンクで主発酵およびマロラティック発酵。発酵終了後、一般的なオークとアカシアの樽、ステンレスタンクとに分けて定期的にバトナージュを行い、8ヶ月熟成。単一品種ながら熟成容器を3種に分けてアッサンブラージュする事により複雑な味わいに。樽を使っているのに使っていないかのようなナチュラルな味わい。マルクスの描くビジョンが良く表現されているワインです。                     

ソーヴィニヨン100%

ややスモーキーでエキゾチック。ライムやライチとほのかなグーズベリー、ジャスミンのアロマとジンジャーのスパイスも感じられます。

グンフォフの白ワインに共通するパワフルな鉱物感と果実味があり、その中でも一番の力強さとふくよかさを感じさせる完成度の高いワインです。

ピノ・ノワール プレースリス

シーリアル山脈のふもとの標高550m位置する、火成岩をベースに石灰を多量に含んだ畑で栽培されたピノネロを使用。ステンレスタンク内で低温で1週間マセラシオン。その後2週間発酵を行います。マロラティック発酵はバリック内で行います。そのままバリックで1年間熟成。アルト・アディジェのピノの中でも際立った完成度。

ピノネロ100%

熟したプラム、ジャスミン、白コショウ、月桂樹などが混ざり合った甘く洗練されたアロマ。

熟したイチゴやフランボワーズなどを思わせるしっとりとした甘い果実味。重くない繊細でエレガントな味わい。

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