Carlo Tanganelli カルロ・タンガネッリ

​カワイイ鳥ラベルとトスカーナで抜きんでた白ワインの個性

​イタリア トスカーナ州 アレッツォ

カルロ・タンガネッリは、トスカーナのアレッツォ県、キャンティとモンテプルチァーノに挟まれた、トスカーナ農業の伝統が豊かに息づく中世の街、カスティリオン・フィオレンティーノで事業を営む小さな蔵です。

この地は、古代ローマ時代からトレッビアーノを生産しているエリアでした。しかし、コルトーナのDOC認定により、シラーに転換する生産者が増え、トレッビアーノの生産者は激減しました。

そんな中、5代目のマルコ・タンガネッリは言います。「古代ローマ時代からトレッビアーノを造っていることには理由があります。ガレストロと呼ばれる石灰岩と泥灰岩の混じった土壌はトレッビアーノに最高の土壌なのです。」

トレッビアーノの美味しさを最大限抽出するために、収穫は10月中旬以降に皮が強く厚くなった完熟の状態で行い、マセラシオンすることで皮のタンニンと旨味、深い味わいが楽しめるトレッビアーノになります。マセラシオンすることは、昔から行われている伝統的な造り方なのです。

発酵は葡萄に付いた自然酵母のみで行ない、酸化防止剤は必要があれば、プレス後もしくは、その年によりボトル詰め時に極少量使用します。

カルロ・タンガネッリでは、畑に鳥の巣を設置し、様々な鳥を寄せ付けています。鳥たちは、害虫を食べてくれる葡萄を守る大切な仲間です。葡萄を守ってくれる鳥たちをモチーフとした、ヒヨコやアヒル、クジャクなどカワイイラベルが大人気です。

実は、アヒルラベルで人気の「アナトラーゾ」は、マルコの娘のコンスタンツァが4歳の頃、ワインの香りをかがせたところ、「アナトラーゾの香りがする!」家の庭にいるアヒル(アナトラ)が水浴びするような場所の香りがすると言い、アヒルの絵を描きました。あまりにも上手な絵だったため、それをモチーフに今のラベルが誕生しました。そして次に出来たワインは、アナトラーゾの子供だからと、「アナトリーノ」と彼女が名付けました。後に生まれた息子がその次に生まれたワインの色を見て、ヒヨコの色みたいと言ったことからトスカーナの方言でひよこの「ピピリ」と名付けました。

ワインの誕生と共に子供達の成長が楽しめる家族の愛が詰まったワインラベル誕生秘話です。

カルロ・タンガネッリでは、ワインはもちろんのことビオロジックの畑でオリーブや蜂蜜造りをしています。野菜やハーブのエキナシア、パッシフローラも栽培しており、フランスの化粧品メーカーと契約しています。

ワイン造りに大切なことは「情熱」「魂」「歴史」であるとマルコは言います。「この地で生まれ、この地で育った私にとって、この地でワインを造ることは幸せなことです。剪定はすべて私一人で行っています。毎朝起きて農作業をすることが楽しくてしょうがないのです。」

新しい挑戦として、標高600mの畑にサンジョヴェーゼをアルベッロ(株仕立て)で8年前に植樹し、「マンミ」というワインを造りました。生産量は非常に少ないですが、大樽で熟成した密度の高い凝縮感のあるワインに仕上がりました。

ピピリ

自然酵母で発酵させ、6ヶ月ステンレスで熟成させることで爽やかなワインに仕上がっています。

トレッビアーノ80%、サンコロンバーナ15%、アンソニカ5%

柑橘系が主体のグレープフルーツやハーブの爽やかな香りと、麦わら、はちみつの甘味を感じる香り。

​旨みがしっかりあり、味わいのボリューム感もあり、バランスの良い味わいです。

アナトリーノ

マセラシオンを約1週間施したタイプ。6ヶ月間のシュールリー。6ヶ月以上熟成させ、しっかりと色が抽出された外観をもつ白ワイン。

トレッビアーノ100%

オレンジピール、黄桃、シェリーの深みのある香り。

まるみのある酸味と果実味。マセラシオン由来の旨みとコクがあり、余韻がほんのりスパイシーでドライなワイン。

アナトラーゾ

マセラシオンを1ヶ月施したタイプ。古いトノーと大樽で3年以上熟成させ、しっかりと色が抽出された琥珀色の外観をもつ白ワイン。

トレッビアーノ90%、マルヴァジア10%

紅茶の香りとべっこう飴的なニュアンスと皮由来の風味があります。蒸留酒のような深い香りも楽しめます。

密度の高い練れた果実味とマセラシオンによるタンニンがある芯の強い味わい。余韻も長く、ビターで深い旨味が続きます。

チブレオ

自然酵母で発酵させ、ステンレスで12ヶ月熟成させた凝縮感のあるワイン。

サンジョベーゼ85%、マルヴァジアネーラ15%

ブラックベリー、チョコレート、アーモンドの凝縮感のある濃厚な香り。

やや重心の低いこのエリアの特徴的なサンジョヴェーゼの果実味に、ジューシーな味わいが良く効いているパワフルなトスカーナロッソです。

エラ

手摘みした葡萄を自然酵母で発酵。サンジョヴェーゼは大樽、メルローは古いトノーとバリックで1年以上熟成。

メルロー85%、サンジョヴェーゼ15%

ブラックベリーとブラックオリーブやハーブのニュアンスがあり、甘いボリューム感をたっぷりと感じます。大樽熟成による深く落ち着いた香りが充満しまろやかに変化していきます。

果実の熟した風味と相まって複雑性の高い印象。木樽由来の果実味豊かな落ち着きのある味わい。

ピアネッリ・ディ・マンミ

カルロ・タンガネッリの畑で最も標高の高い600mに位置する畑"マンミ"から生まれた新しいワイン。9月~10月にかけて収穫。サンジョヴェーゼはステンレスタンクで3週間発酵、他2品種は発酵後澱引きしたばかりのモストに加えます。その後のアルコール発酵は12月末まで。長期熟成タイプのマンミとは反対に比較的若いころから楽しめるようなワインとして醸造されています。

​サンジョヴェーゼ85%、マルヴァジア・ネーラ10%、コロリーノ5%
赤系ベリーが中心のたっぷり濃厚な果実のアロマ。フレッシュでイキイキとした明るい雰囲気が際立ちますが、土やスパイスの深い香りも感じられ、今後の変化も楽しみなポテンシャルがあります。
とてもジューシーで明快な果実味。たくさんのミックスベリーを凝縮したような溢れる美味しさ。マンミの畑のポテンシャルを早い段階で存分に楽しめる驚きのワイン。

マンミ

エリアでも貴重な60年間無農薬の標高600mにある単一畑のサンジョヴェーゼ。自然酵母で発酵。3年間大樽で熟成。

サンジョベーゼ100%

甘いブルーベリージャムやプルーンの優雅な香り。凝縮感のあるアロマを感じる。

濃厚で重心の低い味わい。柔らかさを感じるタンニン。余韻が長い。

ヴィンサント・ダルチ

10月の中旬に収穫した葡萄を2月迄、暗い専用蔵にてぶら下げてアパッシメントし、ゆっくりと発酵。蜜蝋で密封し5~10年小樽で熟成。酸化熟成させるためにカンティーナの屋根裏の温度変化のある場所で熟成させます。ノンフィルター。

トレッビアーノ、マルヴァジア、サンジョヴェーゼ

長い熟成による琥珀色。シロップ漬けの桃や洋梨、蜂蜜の香り。キャラメルのニュアンス。

深みがあり充実したコクと旨みが溢れ、上品な甘さの余韻が残ります。

イル・モーロ

オリーブオイルの畑は海抜400mの標高の高い立地で、ビオロジックによる自然農法で育てた樹齢100年~800年のトスカーナの古代品種のオリーブを使用。ノンフィルターで通常のオリーブオイルよりも確かな強いコクがあり、尚かつピュアで驚くようなフルーティーな味わいを兼ね備えています。トスカーナの素朴で自然な味わいを十分に楽しめる最高のエクストラバージンオリーブオイルです。

レッキーノ種、モライオーロ種、フラントイオ種に加え、古代トスカーナ品種のロケット種をブレンド

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